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(弁護士ドットコム)「1年後、家族のもとに戻りたい」自主帰国を選んだスリランカ人、それでも入管に収容…何があったのか?

公開日
2026-08-22
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弁護士ドットコム
記事要約
スリランカ出身のナヴィーンさんは、2004年に留学目的で来日したが、日本語学校をめぐるトラブルで学費を失い、2005年からオーバーステイとなった。その後、日本人女性と結婚し、難民認定を複数回申請したものの認められず、在留特別許可を求めた訴訟も敗訴したため、仮放免状態で生活していた。

家族と将来再び日本で暮らすため、ナヴィーンさんは自主帰国を決断。2026年6月、弁護士と東京入管を訪れて帰国意思を伝え、職員から指示された必要書類をそろえて7月14日に出頭した。しかし、仮放免の更新が認められず、監理措置も当初認められなかったため、その場で突然収容された。担当職員は自主帰国の申し出を把握していない様子だったという。

収容中には医療対応の問題も生じた。ナヴィーンさんは高血圧、うつ病、菊池病などを抱え、食事が困難なため医療用経口栄養剤を必要としていたが、処方が遅れた。必要な薬について医師から「見逃した」と説明されたとも証言している。外部病院では血圧が211~215に達した。

7月17日に監理措置が決定され、収容は解除された。現在は監理人のもとで自主帰国の準備を続けているが、スリランカには生活基盤がなく、治安への不安も残る。

入管庁は7月31日に公表した第2次出入国在留管理基本計画で、在留資格のない外国人の自発的な出国を促す方針を示した。しかし、その公表前に自主帰国を申し出て準備していたナヴィーンさんが収容された事例は、政策方針と現場運用の整合性、部署間の情報共有、収容中の医療体制に疑問を投げかけている。
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