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給与だけではない!外国人社員が離職しない秘訣

公開日
2024-07-06
メディア
東洋経済オンライン
記事要約
尼崎信用金庫の国際部部長、鵜川圭太郎さんは、近年の外国人材採用に関する問い合わせの変化について話しています。以前は「外国人をどう採用するか」が主な相談でしたが、今は「外国人がすぐに辞めてしまう」という内容が増えてきたと指摘しています。

中小企業が多い尼崎市に本社を置く福本鉄工所では、外国人の採用に成功した事例があり、特にミャンマー人を積極的に受け入れています。社長の福本豊さんは、オンライン面接を通じてミャンマーの大学を卒業した候補者を採用しました。その後、来日したジン・ミン・トンさんとソー・ミョー・テッさんとの関係を築くため、家族のように接し、仕事だけでなく日本語学習や生活面でも支援しました。

彼らは在留資格が「技術・人文知識・国際業務」で、転職が自由ですが、会社に対する忠誠心が高く、給料の見直しを経て定着しています。特に、周囲の同僚が家族を呼び寄せることで、職場の安定化が進んでいます。

福本社長は、ミャンマーの経済情勢や、国際的な人材移動を踏まえ、身内を雇用することで会社の定着率が向上する傾向を示しています。また、異国で働く外国人材にとっては、安心感や精神的安定を提供する重要な要素があるとしています。

最終的に、ジン君とソー君は、会社に対する感謝の気持ちから、まずは永住許可を目指して長く働く意向を示しています。中小企業が取るべき外国人材定着のアプローチは、日本人従業員の定着にもつながる可能性があると結論づけています。
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