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「家族を引き裂かないで!」 フィリピン国籍の男性が在留特別許可を求めて国提訴

公開日
2024-11-18
メディア
弁護士ドットコム
記事要約
フィリピン国籍の60代男性が、自身に対する退去強制処分を不当として、在留特別許可を求める訴訟を11月18日に東京地裁で起こしました。男性は1987年に偽装パスポートで来日し、その後土木工事現場で強制労働を経験しましたが逃げ出し、2013年にフィリピン人女性と同居して子どもをもうけました。

2022年、男性は家族3人での在留特別許可を申請しましたが、2023年5月に妻子のみ許可が下り、男性には退去強制令が発付されました。これに対し、男性は「家族3人の生活を認めてほしい」と訴え、代理人の駒井知会弁護士は「非正規入国の過去を理由に家族統合権を侵害するのは違法」と主張しています。

男性には前科前歴がなく、地域社会で良好な関係を築いてきたことや、小学校関係者からの嘆願書も提出されています。弁護士は、20代の過ちを60代まで追及し続けることは不均衡だと批判しました。
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在留特別許可,フィリピン,裁判

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