在留資格「高度専門職2号」とは、日本の出入国管理及び難民認定法に基づき設けられた在留資格で、「高度専門職1号」を取得した外国人がさらに長期的かつ柔軟に活動できるように設けられた制度です。1号で認められる「学術研究活動」「専門・技術活動」「経営・管理活動」のいずれにも従事することが可能であり、より幅広い活動を包括的に行える点が大きな特徴です。この資格を取得するには、まず「高度専門職1号」での実績を積み、所定の条件を満たすことが必要です。2号に移行すると、在留期間が無期限となり、通常の在留資格更新手続きが不要になります。また、配偶者の就労制限がなくなり、親や家事使用人を帯同できるなど、生活面における優遇措置も大幅に拡大されます。これにより、外国人が日本で安定的かつ長期的に生活・活動できる環境が整います。さらに、「高度専門職2号」を有することで、日本社会への定着が促進され、優秀な人材が安心して研究や事業活動に取り組むことが可能となります。日本政府としても、この制度を通じて国際的な人材を確保し、学術、技術革新、経営分野での国際競争力を高めることを目指しています。したがって、「高度専門職2号」は、日本にとって外国人高度人材を定着させるための重要な制度といえます。
期限なし