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在日クルド人女児の小学校「除籍」はなぜ起こったか　子どもの学ぶ権利を守るべき理由とは

公開日: 2025-02-11
メディア: AERA dot.
記事要約: さいたま市で、在留資格を失ったクルド人の女児が小学校を除籍され、約半年間通学できなかった問題が発覚した。本来、在留資格の有無に関係なく就学は可能だが、市教育委員会は保護者に「日本に居住し続ける意思を証明する書類」を求め、提出がなかったとして除籍処分とした。

一方、隣接する川口市では、在留資格を失った児童の除籍例はなく、居住実態を確認すれば就学を認めている。今回、支援団体の働きかけや報道を受け、さいたま市教委は誤りを認め謝罪した。

弁護士は「子どもの権利条約」や政府答弁書を引用し、在留資格に関係なく教育を受ける権利があると指摘。文科省も2012年の通知で柔軟な対応を求めている。今回の件を受け、教育委員会の対応改善と、文科省による周知の徹底が求められている。
タグ: クルド人,在留資格