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フリームーブメント週刊移民ニュースレター第77号

公開日: 2025-07-15
メディア: Free Movement
記事要約: これは、英国の移民制度に関する最新情報を伝える「Free Movement」ニュースレターの要約です。

12月に中断された後、不透明だったシリア人保護申請の処理について、本日、英国内務省大臣が書面声明を発表予定です。

先週の大きなニュースは、英国とフランス間で新たな合意がなされたことです。これは試験的な制度で、チャネル海峡を渡って英国に到達した人をフランスに送り返す代わりに、フランスから同人数を英国に受け入れる「1対1交換」形式です。これは「安全なルート」と呼ばれることもありますが、危険な渡航を前提としているため、その表現には懐疑的な意見もあります。

UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)はこの合意に慎重ながらも支持を示しつつ、国際法順守など複数の条件付きであることを強調しています。また、この新制度は、ルワンダ送還政策と同様に、英国での難民申請を不受理(ineligible)とする「非受理制度」に依拠するようです。

その他のニュースでは、「移行期間(move-on period)」の延長試験が年末まで継続されることが決まりました。また、EU離脱後の「EU定住制度(EU Settlement Scheme)」では、不在期間に対する寛大な新方針が採用されています。

移民収容者の虐待に関する苦情処理が違法とされた一方、英国はあるEEA(欧州経済領域)国籍者の強制退去処分を巡る控訴で勝訴しました。
タグ: 英国