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英国で有罪判決を受けた外国人犯罪者は、新たな計画に基づき即時国外追放される

公開日: 2025-08-09
メディア: The Guardian
記事要約: 英国政府は、これまで刑期の30%を終えた時点で行っていた外国人犯罪者の国外退去を、判決確定後すぐに行えるようにする法改正案を発表した。ただし、テロリストや殺人犯など無期限刑を受けた重大犯罪者は、引き続き英国で刑務を務めた後に国外退去が検討される。また、刑務所長には、国家安全保障に重大な脅威を与えると判断した場合、期限付き刑の外国人犯罪者の退去を拒否する権限も残る。

国外退去された犯罪者は再入国禁止となり、この措置は既に収監されている外国人犯罪者にも適用される。刑務所1人当たりの年間費用は約5万4千ポンドで、外国人犯罪者は全受刑者の約12%を占めている。

政府はすでに9月から、刑期の50%だった国外退去の基準を30%に引き下げる法案を施行しているが、新たな提案では「0%」、つまり刑期を務めることなく直ちに国外退去可能にするという。司法長官のシャバナ・マフムード氏は「犯罪者には即刻国外退去を命じる」と強調した。

一方、刑務所の収容率は約97.5%に達し、過去数か月間に3度も崩壊寸前の状態に陥っている。労働党のシャドウ司法長官ロバート・ジェンリック氏は、外国人犯罪者の国外退去が進まないのは「壊れた人権法」のせいだと非難し、スターmer首相に強硬な対応を求めている。
タグ: 英国