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「仕事、たくさん。お金、少し」 富士山を夢見て日本に来たカンボジア人女性の実習生の落胆

公開日
2025-08-31
メディア
AERA DIGITAL
記事要約
『外国人差別の現場』からの抜粋では、日本の技能実習制度の実態と、その問題点が描かれている。

カンボジア人女性実習生は、「富士山の国・日本」に夢を抱いて来日したが、実際には岐阜県の縫製工場で過酷な労働に従事。毎月200時間を超える残業、月6万円の基本給、低い残業代、強制的な預金と通帳の没収など、過酷で不当な労働環境に置かれていた。

彼女は「仕事たくさん。お金少し」と日本語で語り、限界を感じてシェルターに逃れた。

このように、多くの外国人実習生が日本に夢を抱いて来るが、制度の実態に失望し、心身をすり減らしている。現場で外国人を支援する甄凱氏は、「違法が常態化した制度は誰も幸せにしない」として、制度の廃止を訴えている。
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