入管・在留関連ニュース

短期滞在外国人の詐欺急増、中国系「匿流」関与か…「ヒットアンドアウェー型」の事件繰り返している恐れ

公開日
2026-01-08
メディア
読売新聞
記事要約
警察庁のまとめによると、短期滞在の在留資格で来日し、特殊詐欺などに関与して摘発された外国人は、昨年1~10月で59人(暫定値)に上り、前年同期の約3倍に急増した。背景には、東南アジアで中国系の匿名・流動型犯罪グループ(いわゆる「匿流」)の詐欺拠点が摘発される中、日本で現金を回収してすぐ帰国する「ヒットアンドアウェー型」の犯行が増えている可能性がある。

摘発された59人のうち、42人は警察官を装う詐欺などの特殊詐欺、17人はSNS型投資・ロマンス詐欺に関与していた。国・地域別では、マレーシア(34人)や中国・台湾(22人)が大半を占め、短期滞在ビザ免除地域が目立つ。役割は約8割が被害者から現金を受け取る「受け子」で、SNSなどで「日本で物を運ぶ仕事」と勧誘され来日していた。

警察庁は、現金回収に複数人を介する「リレー方式」が広がり、犯罪組織が末端要員を海外から幅広く調達しているとみている。また、東南アジア各地の詐欺拠点では、国連や国際刑事警察機構の報告によれば、地下銀行などを通じて毎年数百億ドル規模の資金洗浄が行われているとされる。

さらに、犯罪組織は自動音声通話、翻訳ソフト、生成AIなど最新技術を使って手口を高度化させている。日本国内には、報酬を得て海外の詐欺拠点に「かけ子」を送り込むリクルーターも存在し、拠点での暴力支配や人身取引の問題も指摘されている。
タグ
短期滞在

「短期滞在」を含むニュース記事一覧

公開日
記事のタイトル
タグ
2024-06-28
不法就労,不法残留,退去強制,短期滞在