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見た目に“偏見” 人種などで職務質問「レイシャル・プロファイリング」 違法訴え国などを提訴

公開日
2024-04-15
メディア
日テレNews
記事要約
2024年4月15日、東京地裁で「レイシャル・プロファイリング」を理由に職務質問を繰り返し受けてきた外国にルーツを持つゼインさん(27)らが、国や自治体を相手取って損害賠償を求める裁判が開かれました。ゼインさんはパキスタンにルーツを持ち、8歳で来日し、日本国籍を取得。名古屋駅で警察から何度も職務質問を受けてきた経験を語り、その多くが自分の「見た目」や「外国ルーツ」を理由と感じていると訴えています。

ゼインさんは、外国ルーツの人々が頻繁に職務質問を受けることが社会的な偏見に基づいていると主張し、社会全体で外国にルーツがある人々への認識を改める必要があると強調しました。さらに、警察内部に外国にルーツがある人々に対する偏見が反映されているとする証拠も提出しています。

裁判では、原告側が警察の職務質問が「レイシャル・プロファイリング」に基づいて行われているとし、国連もその対策を勧告していることを指摘。被告側はレイシャル・プロファイリングの存在を否定し、争う姿勢を示しました。

また、外国にルーツがある人々に対する職務質問や偏見が日常的に存在することを示す調査結果も紹介され、過去5年間で職務質問を受けた外国ルーツの人が約63%に達するなど、実際に多くの人々が差別的扱いを受けていることが明らかになりました。
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共生,裁判,レイシャル・プロファイリング

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