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ネパール人はなぜ東京・荻窪に集まるのか、約10年前にできた「世界初の施設」とは?

公開日
2024-05-03
メディア
ダイヤモンドオンライン
記事要約
「エベレスト・インターナショナルスクール・ジャパン(EISJ)」は、2013年に東京杉並区の荻窪に開校した世界初のネパール人学校で、ネパール人の子どもたちに母国の教育を提供しています。学校の生徒の7割はカレー屋の家庭から来ており、ネパール人コミュニティの急成長を背景に、ネパール式の教育を求める声が高まりました。学校はネパール政府認定のカリキュラムを採用し、英語を中心に授業が行われています。英語力を身につけることを望む親たちの意向で、学校の人気は高まり、現在では新大久保にプレスクールも開校しています。

ただし、学費は月5万円(通学バス別)と、一般的なインターナショナルスクールより安価であるものの、ネパール人家庭の多くは経済的な理由で学費の支払いが困難で、退学者も出ています。特にカレー屋の店主たちにとって、学費を支払うのは大きな負担です。学校の生徒数は増加しており、ウェイティングリストに3000人以上が登録、杉並区のネパール人も増加し、地域のカレー店拡大にも寄与しています。

一方で、EISJでは学力にばらつきがあり、進学先が未定の卒業生も多いです。経済的な理由で進学を諦める生徒もいますが、学校の教育は多国籍で、英語教育に力を入れており、進学先に日本の大学や専門学校を目指す学生もいます。卒業後はIT系の分野に進学する生徒もおり、進学を希望する子どもたちにとって希望の学校として位置づけられています。
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2024-05-10
(社説)入管法改正案 共生社会の理念を貫け(朝日新聞)
入管法,共生,育成就労,永住者,特定技能