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《記者コラム》技能実習全盛で訪日就労どうなる?=「日本語勉強して直接雇用目指せ」=一般伯人が育成就労行く時代に?

公開日
2024-11-12
メディア
ブラジル日報
記事要約
2024年6月末時点で在日ブラジル人は21万2325人と昨年末から485人増加し、全外国人の中で5番目の多さです。在日ブラジル人の多くは「永住者」(11万6014人)または「定住者」(7万2023人)として長期滞在しており、日本での定住志向が強まっています。また、技能実習や特定技能を持つブラジル人も少数ながら存在しており、今後さらに増加する可能性があります。

日本では人手不足が深刻で、ベトナムやフィリピンなどアジア諸国からの若い労働者が増加していますが、経済成長に伴いこれらの国々からの労働者流入が減少する懸念も指摘されています。技能実習制度の見直しが進んでおり、新たな「育成就労制度」が導入されることで、日本が選ばれる国となることが期待されています。特定技能制度の合格者も急増しており、家族帯同や永住を目指す外国人が増える見込みです。

在日ブラジル人の支援団体「SABJA」や、ポルトガル語で法的助言を行う大嶽達哉弁護士の活動が、在日ブラジル人の生活支援や法的問題の解決に重要な役割を果たしています。また、日本では外国人と日本人の教育機会の不平等が依然として課題であり、在日ブラジル人の子孫の教育水準向上が求められています。
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