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「ワタシ、ビョーキ」元東京入管局長が語る収容の実情 ハンストで体重増、LGBT男性も

公開日
2024-12-08
メディア
産経新聞
記事要約
この記事は、元東京出入国在留管理局長の福山宏氏が語る入管施設の現状と仮放免制度の問題点を詳述しています。福山氏によれば、入管施設では不法滞在者が国外退去まで一時的に収容されていますが、規則を無視したり暴力行為を行う収容者も少なくないといいます。施設内には冷暖房やテレビ、入浴施設が整備されていますが、収容者が「健康悪化」などを訴えて仮放免を狙う行動が多発し、医療対応をめぐる批判が相次いでいます。

仮放免は本来例外的な措置とされていますが、その対象者が逃亡や性犯罪、薬物犯罪などの再犯を行うケースが後を絶たないことが課題となっています。特にコロナ禍では感染防止対策として仮放免者が急増し、23年末時点で4133人に達しています。

また、トランスジェンダーの収容者に関しては配置や処遇が困難を伴い、LGBTに関連する問題として施設内でのトラブルや批判も生じています。

福山氏は、ドイツの外国人労働者政策の失敗を目の当たりにした経験から、日本が同様の道を辿らないよう慎重な対応を求めています。特に、安易な仮放免がもたらすリスクについて強く警鐘を鳴らしています。この記事は、入管行政の抱える複雑な課題と、政策の慎重な運用の必要性を浮き彫りにしています。
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退去強制,仮放免

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