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内定したのに就職できない…日本育ちの仮放免外国人を苦しめる理不尽 前法相は「認める」と言ったのに

公開日
2024-09-06
メディア
東京新聞
記事要約
日本育ちで外国籍の「仮放免」若者たちが、就職先から内定を得ても、入管庁が就労に必要な「在留特別許可(在特)」を認めないために入社できないケースが増加しています。仮放免者は超過滞在で在留資格を失い、一時的に解放された外国人で、4133人が存在します。彼らは労働が禁止されており、就職には法務大臣の職権で在特を取得する必要があります。

神奈川県の22歳男性は、大学卒業後に不動産会社での就職が内定していましたが、在特が認められずに入社できずにいます。また、埼玉県の21歳クルド人女性は、大手航空会社の内定を得るも取り消され、母国での迫害を受けて日本に来た背景を持ちます。

支援者や弁護士は、入管庁が昨年の方針を狭く解釈し、在特の対象者を絞っていると指摘し、早急な対応を求めています。生まれ育った環境を選べない若者が労働できない状態は非人道的で、社会的損失にもつながると警鐘を鳴らしています。
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在留特別許可,仮放免

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