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小説と同じ結末にはならず…「やさしい猫」そっくり在留資格裁判は敗訴 作家・中島京子さん「何のための裁判か」

公開日
2024-12-18
メディア
東京新聞
記事要約
スリランカから日本に逃れてきたナヴィーンさん(43)と日本人の妻なおみさん(52)が、日本での難民認定と在留特別許可を求めた訴訟で、東京地裁は17日、いずれの請求も棄却しました。ナヴィーンさんは母国で暴行や殺害予告を受けて日本に逃れてきたものの、裁判所はスリランカ政府が暴力を容認していたとは認めず、難民申請を不認定としました。また、日本人との結婚を理由とした在留特別許可も、「不法残留の上に築かれた婚姻」として退けられました。この判決に対して、ナヴィーンさん夫妻は控訴を決定。作家の中島京子さんは、小説の主人公と同様の状況を見て「ショックだ」とコメントし、裁判所が実態に基づいて判断することを求めました。
タグ
裁判,在留特別許可,不法残留