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鹿児島だけで6200人超 今や貴重な労働力 一方で課題も…増加する海外からの“技能実習生”の今とこれから

公開日
2024-02-10
メディア
FNNプライムオンライン
記事要約
2023年10月末時点で、鹿児島県内の外国人労働者は過去最多の1万2,015人に達し、その半数以上は「技能実習生」です。技能実習制度は、外国人が日本で働きながら技術を習得し、母国に持ち帰ることを目的として1993年に始まりましたが、実際には人手不足を補う労働力としての役割が強くなっています。

制度の課題として、転職が制限され、職場環境に不満を感じても我慢を強いられる点や、労働者としての権利が十分に保障されていないことが指摘されています。実際、鹿児島県内では寮の問題や過剰な家賃徴収などのトラブルも発生しています。政府は技能実習制度を見直し、「外国人材の確保と育成」を目的とする方向にシフトし、転職の制限緩和も進める予定です。

一方、鹿児島県内の介護施設で働くベトナム人のダオ・カー・トゥアンさんは、技能実習生としてキャリアを積み、2024年には「特定技能1号」の在留資格を取得予定で、介護福祉士の国家試験も受験しています。彼は将来、日本で永住することを希望しており、外国人労働者が日本で安定してキャリアを築ける環境整備が求められています。
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技能実習

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