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能力生かせる仕事に就けないウクライナ避難民 母国では医師として活躍、免許制度と日本語が壁に【あなたの隣に住む「難民」⑦】

公開日
2024-03-13
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47NEWS
記事要約
ウクライナ東部ザポロジエから日本に避難してきたオレーシャ・ボイツォワさん(43)は、夫と娘と共にポーランドから脱出後、2022年7月に日本に到着。東京都営住宅で生活し、政府から生活費や支援を受けている。しかし、夫が障害を持ち、オレーシャさんが働かなければ厳しい状況で、職を探しながら、医師資格がないため医療関連の職を目指している。

彼女の娘アナスタシアさん(15)は日本語学校と都立中学、ウクライナの通信教育を受け、難しい状況に直面しながらも日本での生活を続けている。オレーシャさんは、将来の見通しが立たないことが大きなストレスだと話す。

日本政府はウクライナ避難民を支援しており、これまでに約2500人が来日し、約2100人が日本で生活している。難民としての支援に加え、2023年6月に設けられた「補完的保護」制度により、オレーシャさんも定住者としての在留資格を得て、生活保護を受けることができるようになった。支援団体は、ウクライナ避難民への支援を例に、今後の外国からの避難民支援を広げていくべきだと訴えている。
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ウクライナ,補完的保護

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