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予備校→日本語学校→専門学校と急拡大…中国人相手の教育事業「一網打尽」モデルは熾烈な競争の象徴(姫田小夏)

公開日
2024-04-10
メディア
日刊ゲンダイ
記事要約
日本の外国人留学生は現在23万人、そのうち中国人留学生は10万人以上で、全体の40%以上を占めています。この市場に注目し、教育ビジネスを展開してきたのが豊原明(魏大比)被告です。彼は中国人留学生向けの予備校「名校志向塾」を設立し、後に日本語学校との提携や専門学校経営に乗り出しました。日本語学校は留学ビザの発給を受けるため、中国からの留学生を集めるうまみがあり、さらに専門学校経営でも利益を上げました。

豊原被告は、アニメ関連の専門学校経営にも関与し、教育事業を多角化。日本で出版事業にも進出し、中国向けに参考書や留学試験対策本を出版しました。最近では、美術大学や中学受験の専門塾を開設し、より多くの中国人留学生をターゲットにしています。こうした一貫したビジネスモデルは、「一条龍」と呼ばれ、中国系の競争が激化する中で市場のトップを目指す戦略となっています。
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