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親日国家ベトナム『日本に憧れるが、出稼ぎ先は日本から韓国・中国にシフト』(上)

公開日
2026-03-08
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記事要約
日本では外国人労働者が急増しており、2024年10月時点で約230万人、2026年には250万人を超えているとみられる。そのうちベトナム人は約57万人で全体の約25%を占め、日本で働く外国人の4人に1人がベトナム人である。

ベトナムでは海外出稼ぎは珍しいことではなく、地方では主要な就労手段の一つになっている。成功して海外で働いた人は地元で羨望の対象となることも多い。実際、2017〜2023年の間に海外へ移住したベトナム人は累計86万人に達している。

近年の出稼ぎ先の比較では、日本よりも賃金が高い韓国への出稼ぎが増えている。ベトナム人非熟練労働者の平均月収は韓国で1600〜2000ドル、日本では1200〜1500ドルとされ、韓国の方が約25%高い。ただし職場でのハラスメントなどの問題もあり、「男子は高賃金の韓国、女子は安全性の高い日本」という傾向があるとされる。

さらに最近は中国への出稼ぎも増えている。円安や人民元高の影響に加え、中国南部への移動が比較的容易であることが背景にある。

一方、日本語教育の状況は大きく変化している。かつて多くの学生が日本語を学んでいたが、円安の進行と日本渡航前に必要な高額な支度金の負担により、日本語学習者は激減している。例えばダナンの日本語学校では、最盛期に1200人以上いた学生が現在は120人程度まで減少している。

特に問題視されているのは、日本へ働きに行くために必要な支度金である。多くのベトナム人労働者はその返済に平均2年ほどかかり、円安の影響で1年半では返済できなくなり、最低でも3年は働かなければ元が取れない状況になっている。これが日本への出稼ぎの大きな障害となっている。
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