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介護崩壊を防ぐ鍵 現場を支える外国人 「日本で働く夢を叶えた」 病院も人材確保へ奨学金制度を導入

公開日
2024-04-22
メディア
FNNプライムオンライン
記事要約
日本の介護現場では高齢化に伴い介護職員の不足が深刻化しており、約65万人の人手不足が予測されています。これに対し、外国人労働者の受け入れが進んでおり、日南市の谷口病院では、ネパールやミャンマー、ベトナムから来た外国人ケアワーカーが活躍しています。ラマ・クマリさん(ネパール出身)は、未経験ながら半年で業務を習得し、患者や職員から高い信頼を得ています。

この病院は、宮崎総合学院と連携し、外国人就労希望者に対して奨学金制度を提供しています。病院が学費を負担し、3年間勤務すれば返還が免除される仕組みで、ラマさんもこの制度を活用して日本で働く夢を実現しました。谷口病院は来年度、新たに20人の外国人ケアワーカーを採用予定で、全員がこの奨学金制度を利用する予定です。

外国人ケアワーカーは「特定技能1号」の在留資格を持ち、日本人と同等の待遇を受けています。今後、谷口病院は外国人専用の寮を建設し、さらに多くの外国人ケアワーカーを採用する予定です。介護現場の労働力を確保するため、受け入れ側の環境整備が急務となっています。
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特定技能,介護