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うっかり在留カードを忘れたら…?入管法改定で永住資格取り消しの不安拡大 「何かおかしな空気に…」横浜中華街から上がった懸念の声

公開日
2024-07-06
メディア
TBS
記事要約
日本の入管法改定案に関する意見が取り上げられている。改定により、外国人の永住資格を取り消しやすくなる規定が設けられ、法律が当事者の声を無視して成立する過程に疑問が呈されている。

横浜中華街の曽徳深さん(84歳)は、外国人の永住者の権利が脅かされることに懸念を示し、入管法改定が共生社会の実現に逆行すると指摘。政府はこの改定の根拠として世論調査を挙げたが、議員からはその調査方法が恣意的であるとの批判が相次いだ。また、改定案の成立にあたっては、当事者の意見を十分に聞かずに進められたことが問題視された。

改定案では、在留カードの不携帯や税金の未納、軽微な犯罪が永住資格取り消しの対象になる可能性があり、これは永住者の生活に過度の干渉をもたらす恐れがあると指摘されている。反対の声は多くの団体から上がり、政府はその意見を軽視したとされる。さらに、国連の人種差別撤廃委員会もこの法改定の人権への影響を懸念し、日本政府に対し見直しを求めた。

曽さんは、共生の重要性を訴え、「水をかけるような法律があってはいけない」と警鐘を鳴らしている。法律が一度成立すると、その影響は長期にわたり残り、当事者たちの不安は解消されないと結論づけられている。
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永住者,入管法

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入管法,共生,育成就労,永住者,特定技能