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「揺れたけど全然大丈夫だったよ」…増える外国人技能実習生、労働者の避難意識どう高める? 日向灘地震1カ月で見えた課題

公開日
2024-09-09
メディア
南日本新聞
記事要約
日向灘を震源とする地震が発生してから1か月が経ち、鹿児島県内では外国人労働者への防災対応が課題となっています。技能実習生は身の守り方や避難に対する意識が日本人より低く、緊急時の連絡も困難な状況が見えてきました。震源地に近い地域では被害が報告されており、監理団体は定期的な防災訓練の必要性を感じています。

鹿児島県には1万2015人の外国人労働者が在住し、その多くが防災教育が不十分な東南アジア出身です。監理団体では、防災講習を実施しているものの、実習生たちは二次災害の危険を理解していない傾向があります。スマートフォンの普及は進んでいますが、多くの実習生が日本の電話回線を持っておらず、緊急時の情報伝達が懸念されています。

地域全体での備えが重要であると県国際交流協会は強調し、在留外国人向けの防災講座を開くなどの取り組みを進めています。外国人労働者も地域社会に参加することで、防災力を高めることが期待されています。
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