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外国人「起業ビザ」、北海道で発給数アップ…和食人気追い風にワサビ大規模栽培目指す男性も

公開日
2024-09-17
メディア
読売新聞
記事要約
北海道では、外国人起業家に対して1年間の在留資格を認める「スタートアップビザ」が活発に利用されており、20件以上の発給が行われ、事業化が進んでいる。この制度は、全国で初めてオンラインでの手続きや英語での書面作成が可能となり、特に注目を集めている。

オーストラリアから来たアンガス・ラムさんは、北海道でワサビの栽培を試みており、冷涼な気候と清浄な水が魅力だと述べている。ラムさんは600~700株の栽培を予定し、地域の雇用創出にも意欲を見せている。

スタートアップビザ制度は、経営・管理ビザ取得の厳しい条件を緩和し、事前審査のもとで1年間の在留を認める特例制度である。北海道は2019年にこの制度を開始したが、利用は低調だったため、2022年にオンライン提出や英語対応を導入し、利用促進を図っている。

これにより、2021年度までに3件だったビザの発給数が、2023年度末には21件に増加した。様々な国の起業家が食や観光、デジタル分野で事業を目指しており、道内のスタートアップと連携しながら地域経済の活性化が期待されている。
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