入管・在留関連ニュース

祈りと歌と食でつながる、東京の一角にあるエチオピア正教会

公開日
2024-09-18
メディア
ニューズウィーク日本版
記事要約
改正出入国管理法の施行により、日本は人手不足対策として外国人労働者の受け入れを拡大しつつありますが、移民排斥やナショナリズムの動きも見られます。筆者は、労働力としての「外国人材」ではなく、多文化共生を担う主体としての移民に目を向け、日本社会との関わりを考えるべきだと提案します。

筆者はエチオピアで音楽職能集団の研究を続けており、東京の葛飾・墨田区にエチオピア移民と唯一のエチオピア正教会集会が存在することを知りました。集会では毎週末に祈りや賛美歌が行われ、儀礼後にはエチオピアの主食であるインジェラを囲む食事も行われます。参加者は、工場労働者や家政婦、学生など様々な立場の在日エチオピア人です。

エチオピア移民の活動は、日本における多文化共生の一例であり、日本社会との橋渡しとして重要な存在です。筆者は、エチオピアとのフィールドワークで得た知見を活かし、日本社会の多様性を相対化し理解を深める試みが重要だと考えています。
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共生

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2024-05-10
(社説)入管法改正案 共生社会の理念を貫け(朝日新聞)
入管法,共生,育成就労,永住者,特定技能