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「身体の不自由な夫と暮らしたい」 結婚13年でも在留資格もらえないフィリピン人妻と日本人夫の絆

公開日
2024-10-27
メディア
弁護士ドットコム
記事要約
フィリピン人のマリアさん(56歳)と日本人の修三さん(69歳)は、結婚して13年以上になるが、マリアさんは依然として在留資格を得られず仮放免の状態が続いている。マリアさんは過去に離婚を経て来日し、現在は修三さんを支え合いながら生活している。修三さんは事故で障害を負い、車いす生活を送っているが、マリアさんの収容が繰り返される中で、入管職員の無神経な発言に直面することもあった。修三さんは、妻を返してほしいと訴えるが、入管側は冷たく対応。修三さんの大きな事故がきっかけで、マリアさんは帰国を思いとどまり、2年以上の収容の後に解放され、現在は修三さんの介助を行っている。しかし、仮放免手続きが厳しくなり、将来の不安が募る中、弁護士は二人が名実ともに夫婦であることを強調し、在留資格を求める訴訟を起こしている。修三さんの夢は、在留資格が得られた後にマリアさんをシンガポール旅行に連れて行くこと。二人は、収容や強制送還の恐れに怯えながらも、支え合って生活している。
タグ
在留資格,フィリピン,仮放免