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神戸から中南米へ渡った25万人 忘れてはいけない移民の歴史

公開日
2024-12-07
メディア
毎日新聞
記事要約
近年、日本で働く外国人が増加し、事実上の「移民社会」になりつつある中、一部では反発もある。しかし、半世紀前まで多くの日本人が中南米に移民として渡り、現地に受け入れられた歴史を忘れてはいけない。特に、1928年から71年まで神戸からブラジルを中心に約25万人の日本人移民が送り出され、現地で苦労を重ねた。

長谷川真子さん(74)は、家族と共にブラジルに移住した経験を語り、現地での困難や教育面での苦労を述べている。その後、ブラジルから日本へ帰国した際には、いじめを受けることもあった。ブラジル移民は、日本の経済状況に左右され、バブル崩壊後は日系ブラジル人が解雇されるなどの問題が生じた。

現在、長谷川さんは「関西ブラジル人コミュニティ(CBK)」で活動し、日系人の子どもたちを支援している。また、日系人がブラジル社会で活躍し、約200万人のコミュニティを形成していることも紹介されている。

今後、日本は外国人受け入れや多文化共生が必要となる中、過去の移民の歴史が外国人受け入れの手本となる可能性があると指摘されている。
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