世界の移民・難民
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ポーリン・ハンソンはすでに移民政策と政治を歪めている。それは私たちを暗い道へと導く恐れがある。

公開日
2026-02-20
メディア
The Guardian
記事要約
次期連邦選挙まで2年以上ある中、オーストラリア政界では再編の動きが進んでいる。野党連合ではアンガス・テイラー氏が新たに指導者となり、与党のアンソニー・アルバニージー首相は長期政権を維持している。一方、世論調査で高い支持率を示すポーリン・ハンソン氏率いるワンネーション党が、現在の政治の最大の攪乱要因となっている。

ハンソン氏はイスラム教徒に対する差別的発言を繰り返し、政治的議論をかき乱している。与野党の対応も揺れ、アルバニージー首相は当初「人種差別」と明言せず、テイラー氏も対応に苦慮した。ハンソン氏の発言は、イスラム国(IS)関係者の家族の帰国問題などにも影響を与えている。

ワンネーションの支持拡大は、経済不安に加え、強硬な反移民政策が背景にある。同党は不法移民7万5千人の強制送還や、海外からの入国者を大幅削減する方針を掲げ、ビザ制度の厳格化や審査の制限も主張している。しかし、専門家はこうした提案を非現実的かつ差別的だと批判している。

与党労働党も留学生削減など移民抑制策を進めており、野党も「良い移民」と「悪い移民」を区別する姿勢を見せるなど、政治全体がワンネーション寄りの方向に引き寄せられているとの指摘がある。

総じて、ハンソン氏の台頭が移民政策を巡る議論を歪めており、主要政党がその影響に引きずられることは危険だと論じている。
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