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「日本の役に立つなら住んでもいい」意識は間違い? 外国籍の人と入管に今なにが起きているのか

公開日
2024-04-19
メディア
文化放送
記事要約
フォトジャーナリストの安田菜津紀さんは、著書『それはわたしが外国人だから? 日本の入管で起こっていること』で、日本の入管政策の問題に焦点を当てています。本書のテーマは、外国人の人権が十分に守られていない現状に対する問いかけであり、日本社会における外国人の扱いについて深く掘り下げています。

安田さんは、外国人に対する偏見や誤解が入管の運営に影響を与えていると指摘し、特にスリランカ出身のウィシュマ・サンダマリさんが名古屋入管で亡くなった事件を例に挙げ、入管職員が外国人を「嘘をつく」と疑う姿勢が問題だと述べています。このような姿勢が、ウィシュマさんの命を危険にさらしたとされています。

本書の重要なメッセージは二つです。一つ目は、国籍を基にした偏見や排除を避けること、二つ目は、外国人労働者が日本社会を支えている現実を認識し、彼らの権利を守ることの重要性です。安田さんは、外国人を「助けてもらう存在」としてではなく、共に生きる仲間として尊重し、彼らの人権を守る社会の必要性を訴えています。
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入管政策

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