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「100万円あれば簡単に…」“貧困中国人”が日本に大量移住中、「経営・管理ビザ」を悪用するブローカーの手口とは

公開日
2024-07-27
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記事要約
日本の「経営・管理ビザ」の保有者が急増しており、2023年6月末の保有者数は約3万5000人に達しました。これは前年比で10%以上の増加で、そのうち約90%が中国人です。この背景には、法務省がビザ取得要件を大幅に緩和したことがあります。

以前は500万円以上の資本金証明や、常勤従業員の雇用などが必要でしたが、今年に入ってほぼ撤廃され、滞在期間も2年に延長されました。この制度の狙いは優秀な外国ビジネスマンを呼び込むことでしたが、実際には中国の貧困層が「脱出」を目的に来日するケースが増えています。移民ブローカーが関与し、申請者は手数料を支払い事業計画書を作成してもらうことが多いです。

ビザを取得した後は、しばしば“幽霊会社”の社長として活動し、実際には中国人コミュニティ内の既存の企業で働くことになります。収入は不安定で、しばしばグレーな仕事に従事せざるを得ない状況に置かれます。このような現状は、ビザ制度の緩和が逆効果を招いている可能性があり、制度の運用見直しが求められています。
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在留資格,中国

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