世界の移民・難民
関連ニュース

移民を「侵略」と呼ぶトランプ大統領が法の拡張にどのように役立つか

公開日
2025-01-31
メディア
CNN
記事要約
ドナルド・トランプ大統領が「侵略(invasion)」という言葉を使い、移民政策を強化するための権限を拡大しようとしていることが明らかになった。複数の大統領令や省庁メモで「侵略」という言葉が使われ、南部国境の強化や移民の逮捕・追放を加速するための措置が取られている。トランプは「侵略」を理由に、移民法を超える行動を正当化する可能性があり、これにより憲法の特定の条文に基づく国家の防衛権限が強調されている。

トランプは国境での「侵略」を理由に、軍事力の行使や、州が移民取締りに関与する権限を拡大しようとする動きを見せており、この方針はテキサス州などで法的な争いを引き起こしている。専門家によれば、この「侵略」論は移民法を回避し、連邦法に縛られない新たな権限を行使しようとするトランプ政権の意図を示している。

また、トランプは1798年の「外国人敵法」を活用し、移民の手続きを簡略化する可能性も示唆しており、これが法廷で争われる可能性もある。司法の反応については、裁判所が「侵略」としての宣言を政治的問題と見なすかどうかが重要であり、もしそのように判断されれば、大統領には侵略とみなす状況を自由に宣言し、権限を強化できることになる。

一部の専門家は、移民の数が以前ほど多くない現状を踏まえ、トランプ政権がこの「侵略」論をどこまで通すかが大きな法的問題となるだろうと指摘している。
タグ
米国

「米国」を含むニュース記事一覧

公開日
記事のタイトル
タグ