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なぜヨーロッパの若者の間で反移民政党への支持が高まっているのでしょうか?

公開日
2026-01-17
メディア
The Local
記事要約
欧州では若年層が一般に移民に寛容という通説に反し、近年、反移民・極右(硬右派)政党への支持が若者の間でも伸びている。ノルウェーでは若者の約半数が移民制限に賛成し、フランスでは25~34歳の32%が国民連合に投票、ドイツでは16~24歳でAfDが第2党になるなどの例が挙げられる。

ただし専門家は、若者の右傾化を「反移民感情だけ」で説明できないと指摘する。背景には①経済要因(将来の見通しの悪化、雇用・住宅不安、生活の停滞)と②文化要因があり、既存政治への不信や「裏切られた」という感覚が、抗議票として極右に流れる面が大きいという。極右は移民を原因として提示し(それ自体は誤りでも)、問題を“認識している”姿勢が若者に刺さる、とされる。

一方で若者の政治的無関心(棄権)も強く、若者全体が右派一色になったわけではない。特徴として、若者の極右支持は女性より男性で顕著という「ジェンダー差」があり、若い男性ほど移民制限を重視しやすい。さらに、TikTokやYouTubeなど新しいメディアの影響が大きく、極右や過激なインフルエンサーがSNSで優位に発信し、主流政党を上回る拡散力を持つことが支持拡大に寄与している。

結論として、若者の極右支持は、反移民だけでなく、経済的不安、文化的反発、既存政治への抗議、SNS環境などが絡み合い、相互に増幅する「負のスパイラル」の結果として理解すべきだ、という内容。
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