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欧州委員会、EU初のビザ政策戦略を発表

公開日
2026-02-05
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Boundless Immigration
記事要約
欧州委員会は、シェンゲン圏のビザ制度を近代化・強化・統一するための初の「EUビザ政策戦略」を発表した。これは即時の制度変更ではなく、2026年以降に予定される法改正の方向性を示す中期的なロードマップで、亡命・移民管理戦略や人材誘致政策とあわせて打ち出された。

戦略の柱は、ビザ免除制度の見直し、ビザ規則の改正、デジタル化、渡航文書の安全強化の4分野。安全性向上、経済競争力の強化、外交戦略への活用、制度の効率化を目的としている。

ビザ免除については、拒否率や不法滞在、根拠のない難民申請、送還協力状況などの指標を基に評価を強化し、基準を満たさない国には免除停止などの措置を取りやすくする。また、免除対象国の監視も強化される。

2026年にはEUビザ規則の改正が予定され、複数回ビザの制限や国別の処理条件の変更など、より柔軟で政治・安全情勢に応じた運用が可能になる見込み。

デジタル化も重要な柱で、ビザと国境データベースの連携を進め、ビザ免除国の渡航者にも事前認証を求める「ETIAS」が2026年末に導入予定(完全義務化は2027年頃)。これにより、ビザ不要でも事前審査が必要になる。

また、ビジネス渡航者向けの長期有効ビザや企業リストの導入、高度人材向けの支援拡充など、企業活動を円滑にする施策も検討されている。文書偽造対策や生体認証の強化も進められる。

全体として、EUはデータとデジタル技術を活用し、入域管理をより厳格かつ戦略的に運用する方向に進むことを示している。企業や渡航者には、事前審査や制度変更への早期対応が求められる。
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2025-11-14
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