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目を輝かせる子、不安を深める子…「在留特別許可」めぐり外国人の子どもたちに明暗 その「線引き」は

公開日
2023-12-18
メディア
東京新聞
記事要約
政府が示した「在留特別許可」方針により、日本で生まれ育ったが在留資格のない外国人の子どもたちに許可が下りるケースが出始めています。この許可を受けた子どもたちは、就職や医療、移動の自由が得られ、安心して生活できるようになります。例えば、群馬県のベトナム人の中学生(13)は、医療費の負担が減り、将来の夢に向けて勉強を頑張る意気込みを語っています。

一方で、許可が出ていない子どもたちは不安を抱えており、例えば埼玉県のクルド人の子どもたちは、「日本生まれ」でなければ許可を受けられないことを知り、落胆しています。また、医療費がかさむ中で、許可が降りないことへの不安を訴える声も多いです。

入管庁は、在留資格を持たない18歳未満の子ども295人のうち、約140人に許可を出すと予測され、残りの子どもたちについては来年の改正法施行後に新しい基準で審査される予定です。専門家は、子どもの進学や将来に影響を与えるため、速やかな許可を求め、基準に関しても日本生まれかどうかで差別する必要はないと指摘しています。
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