世界の移民・難民
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移民に関する週次アップデート:2025年4月24日

公開日: 2025-04-24
メディア: Crown World Mobility
記事要約: 【アメリカ大陸】
ブラジル:ビザ要件を再導入(2025年4月10日より)
オーストラリア、カナダ、アメリカ国民に対し、ブラジル入国時のビザ取得が義務化されます。これは外交的相互主義に基づくもので、2019年以来のビザ免除措置が終了します。ビザはオンラインで申請できる電子ビザ(eVisa)として発行され、領事館での手続きは不要です。

アメリカ:国務省の大規模再編
トランプ政権は、国務省の再編計画を発表。132の国内事務所を閉鎖し、ワシントンD.C.では約700ポストを削減。部門数も22%削減予定で、組織の効率化と政権の方針に合わせた構造改革が目的です。「国際刑事司法室」や「紛争安定化局」などの廃止、難民・人身売買・宗教自由などの担当部署を人道支援局の下に統合、新たに「新興脅威担当次官補」職を設置する予定です。

【欧州・中東・アフリカ地域】
クロアチア:外国人労働者の法的保護を強化
・外国人労働者に対し、同職種のクロアチア人と同一賃金を保証
・就労許可の期間を延長(通常3年、季節労働は9か月)
・雇用主に対して雇用取り消し時の経済的保証を義務付け
・労働者の宿泊施設に関する基準を設定
・雇用主の条件として、1年以上クロアチア人を雇用し、一定の売上要件を満たすことを要求

また、EUブルーカード制度も改善され、ITなどの職種では学歴の代わりに実務経験での資格取得が可能になり、カードの有効期間は48か月に延長、給与要件も引き上げられます。

ドイツ:移民政策の厳格化
新政権は移民管理強化を柱とした政策合意を発表。
・シェンゲン域内他国からの難民申請者に対する国境での入国拒否を強化
・「送還攻勢」として、退去命令を受けた人の迅速な強制送還を目指し、収容施設の拡充や一時拘束の権限を連邦警察に付与
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