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公開日
2025-05-27
メディア
Smith Stone Walters
記事要約
今週、スミス・ストーン・ウォルターズのグローバル・イミグレーション・チームは、ポーランド、デンマーク、香港に関する最新の移民関連ニュースを紹介しています。

まず、ポーランドでは、2025年6月1日より新しい移民法が施行され、労働市場テストの廃止や、保護職業リストの導入、申請手続きの全面デジタル化が実施されます。また、雇用主は雇用開始前に契約書をアップロードする義務が生じ、外国人労働者には週20時間未満の職での就労に制限が課されるようになります。さらに、新設企業には1年までの労働許可のみが与えられ、雇用開始や終了の通知には新たな期限が設定されます。不法就労に対する罰金も引き上げられる予定です。詳細な実施方法は今後明らかになる見込みです。

デンマークでは、2025年5月15日より、EU居住申請者向けに4種類の新しいオンライン申請フォームが導入されました。従来のOD1フォームは新たなITシステムに移行され、OD1AからOD1Dの4つに分割されました。これにより、各申請が簡便化され、スマートフォンやタブレットからのアクセスも容易になります。申請書類の署名手続きも簡素化され、申請後は最大30日間、自身の申請状況をオンラインで確認できます。旧システムで作成中の申請は、一定期間は従来どおり提出可能です。

最後に香港では、香港特別行政区政府が、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーンからの最新のビザ免除措置を発表しました。カタールとUAEについては、これまでの到着時ビザが不要となり、30日間のビザなし滞在が可能となります。さらに、オマーンのビザ免除期間は従来の10日から14日に延長されました。これらの措置のうち、オマーンとUAEに関するものは2025年5月15日より発効しています。2025年5月14日現在、香港のパスポート保持者は174の国・地域でビザなしまたは到着時ビザによる入国が可能となっており、湾岸協力会議(GCC)加盟6か国すべてがその対象となっています。

なお、スミス・ストーン・ウォルターズは現在、企業向けのグローバル移民サービスを提供するEnvoy Globalの一員となっており、これによりクライアントへのサービス提供能力がさらに強化されています。
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