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ドイツの労働市場にはさらなる移民が必要だ

公開日
2024-11-27
メディア
deutschland.de
記事要約
ドイツの労働市場は長期的に「大規模な」移民に依存する必要があるとの研究結果が発表された。ベルトルスマン財団の分析によれば、2040年までに年間約28万8000人の外国人労働者が必要で、現在の労働移民数は目標に大きく届いていない。専門家のシュザンヌ・シュルツ氏は、労働力の確保には移民への障壁を取り除き、条件を改善することが重要だと指摘する。移民の増加がなければ、人口動態の変化により労働力人口は現在の4640万人から4190万人へ、約10%減少するとしている。

EU圏内からの移民は減少傾向にあり、今後も大幅な増加は見込めないため、非EU諸国からの移民が特に重要になる。2023年には非EU諸国から約7万人がドイツに移住したが、同時に約2万人が離脱している。ドイツの「熟練労働者移民法」は非常に自由化されているが、シュルツ氏はその実施が不十分であるとし、外国人登録所での官僚主義や人手不足が課題であると述べた。
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