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非漢字圏アジア人留学生に立ちはだかる分厚い壁―日本語習得や生活費工面に苦戦、遠い自己実現の道

公開日: 2025-03-17
メディア: nippon.com
記事要約: 2023年5月時点で、日本の留学生は約27万9000人に達し、そのうち約9万人が日本語教育機関で学んでいる。アジアからの留学生が多数を占め、特に中国やネパール、ベトナムからの学生が多い。多くの留学生は日本語学習に苦しみ、特に非漢字圏の学生は漢字の読み書きが大きなハードルとなっている。

中国人留学生の中には、目的意識が薄く、勉強よりも日本語能力試験(JLPT)の合格を重視する傾向があり、アルバイトをしながらダブルスクールをこなす学生も多い。一方で、非漢字圏の学生は日本語試験で結果を出せず、生活費や学費を稼ぐためのアルバイトに追われる日々を送っている。

留学生の夢実現への道のりは厳しく、学費や生活費を賄うために過酷なバイトをしている学生もおり、物価上昇で生活が困難になっている。進学や就職のために努力を重ねる学生もいるが、経済的な壁や日本社会の厳しいルールが彼らの障害となっている。

また、悪質なブローカーが高額な手数料を請求し、留学生が不法就労に追い込まれるケースも存在する。日本企業は日本語能力が高い外国人材を求めるが、非漢字圏の留学生には成長の支援が必要であり、企業や社会全体で外国人材の育成に取り組むことが重要だという意見もある。
タグ: 留学,日本語