世界の移民・難民
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在宅高齢者介護の費用は、全体のインフレ率の3倍以上の速さで上昇している。

公開日: 2025-10-30
メディア: Axios
記事要約: 高齢者や病人の在宅介護サービスの費用が急騰している。背景には、介護労働者の不足と高齢化による需要増があり、さらにホワイトハウスによる移民取締り強化や関連予算の削減が状況を悪化させている。

政府統計によると、在宅介護サービスの価格は今年10%上昇しており、全体の物価上昇率(3%)を大きく上回る。特に8月から9月にかけてはわずか1か月で7%もの急騰があった。

労働者供給が需要に追いつかないため、家族は以下のような厳しい選択を迫られている:

高齢者をより高額で本人にとって好ましくない施設に入れる

家族が仕事を辞める・労働時間を減らして在宅で介護する

この分野の労働者の3人に1人は移民であるが、トランプ政権の移民取締り強化や合法滞在資格の剥奪により労働供給がさらに減少。2024年には在宅介護分野の雇用は増加していたが、2025年に入り就業者数はマイナスに転じた。

一方でベビーブーマー世代の高齢化により介護ニーズは急増している。供給は減り需要は増えるという「逆方向の力」が同時に進んでいる状況で、専門家は在宅介護の危機を「誰も十分に議論していない時限爆弾」と警告している。
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