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ドイツ、熟練労働者の公正な採用を目指す同盟を発足

公開日
2026-03-22
メディア
DW
記事要約
ドイツでは深刻な人手不足を背景に、外国人労働者の受け入れと定着を促進する新たな取り組みが進んでいる。企業と政府は、単に人材を呼び込むだけでなく、送り出し国での教育や訓練を強化し、双方に利益のある「公平な人材移動(WE-Fairアライアンス)」を構築しようとしている。

例えばドイツ企業はベトナムと連携し、現地で送電技術者を育成し、その一部をドイツで雇用する計画を進めている。また、ドイツは今後10年間で年間約40万人の外国人労働者を必要とするとされている。

一方で課題も大きい。企業側は外国人が即戦力になると過度に期待しがちだが、言語や文化の違いへの適応には時間がかかる。また、入国手続きの官僚的な遅れにより就労開始まで数年かかるケースもあり、「迅速手続き」も実際には機能していないとの指摘がある。

さらに、外国人労働者の定着にも問題があり、2024年にはドイツからの流出が流入を上回った。社会の受け入れ姿勢や移民への扱いが不十分であること、就労中に退去命令が出るなど制度の不安定さも、離脱の要因となっている。

結局のところ、ドイツが人材確保に成功するためには、制度面の整備だけでなく、移民に対する社会全体の意識や待遇の改善が不可欠であると指摘されている。
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