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ドイツ、GEAS適応法を公布し、国内の亡命制度を改革

公開日
2026-04-30
メディア
VisaHQ
記事要約
この記事は、ドイツがEUの新しい共通欧州難民制度(GEAS)に対応するため、大規模な難民・送還制度改革法(GEAS適応法)を公布したことを説明している。

この新法は2026年6月12日に施行され、過去30年で最大規模の難民・移民制度改革とされる。主な変更点として、

「家族難民(family asylum)」制度の廃止
EU外部国境付近での義務的スクリーニングセンター設置
送還前拘禁の法的根拠明確化
などが盛り込まれている。

企業にとって特に重要なのは、新たな「迅速就労許可制度」の導入である。加速国境審査手続きで認定された難民については、最短10日で就労許可が得られる可能性があり、従来平均7週間かかっていた手続きが大幅短縮される。政府は、医療、物流、グリーン水素関連技術など人手不足分野への労働力供給を期待している。

一方で、福祉制度は厳格化される。送還妨害を行った申請者への給付削減や、ダブリン規則に基づき他EU国へ移送対象となる申請者への最低限支援のみの提供などが導入される予定で、自治体側は訴訟増加を懸念している。

また、企業側にも新たな義務が課される。難民認定後3か月以内に元難民申請者を雇用した場合、企業は地元入管当局へ通知する必要がある。目的は、難民の労働市場統計を正確に把握することにある。

さらに今後、ドイツ内務省は、

電子ケースファイル
EU生体認証システム連携
国境スクリーニング施設基準
などに関する詳細規則を順次策定予定であり、企業にも制度設計への意見提出が呼びかけられている。
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