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東京・御徒町に「9階建てモスク」SNSで警戒感あるが 担い手不足の労働現場も支えるムスリムのよりどころ

公開日
2025-10-16
メディア
J-CASTニュース
記事要約
東京都台東区・御徒町駅近くで計画されている地上9階建ての「御徒町モスク」の建設をめぐり、SNS上で賛否の声が広がっている。建築主は宗教法人アッサラームファンデーションで、既存モスクの建て替えを2026年完成予定で進めているが、一部政治家の投稿をきっかけに「恐ろしい」「要らない」といった過激な反応も見られた。

しかし、日本にはすでに150か所以上のムスリム礼拝施設があり、モスクは礼拝だけでなく文化交流や精神的な避難場所としても機能してきた。例えば神戸ムスリムモスクは空襲や阪神淡路大震災の際に地域住民の避難・支援の場となり、東京ジャーミイでは一般公開や交流イベントが行われている。御徒町モスクも既存施設の移転・拡張の一環である。

日本のムスリム人口は1984年の約5,000人から2023年には約29万4,000人に増加し、外国人在留者や労働者数の増加も背景にある。特に建設・製造・介護・物流などの分野では、外国人労働者が不可欠となっている。将来的に日本人だけでは社会活動を維持できず、在留外国人は隣人や同僚として社会の一員であることから、信仰や文化への理解と共生の姿勢が重要であるとされる。
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2025-02-04
在留特別許可,資格外活動,共生